2009年10月29日

仔犬

仔犬を迎える時、ペットショップなどで購入した場合は、生後2ヶ月にも満たない子を迎えることも少なくないと思います。

 生後45日頃のえるふぃん


ペットショップによっては、1日の食事回数を3回とか、ひどいところでは1日2回と説明していることもあるようですが、幼い仔犬を迎えた時は、最低でも1日に4〜5回食べさせてあげてください。

その頃の本来の過ごし方を考えてみてください。
通常は、仔犬は、3〜4時間眠ります。そして、眠りから覚めたときは、まずはお母さんのミルクを飲んで、お腹一杯になったら、兄弟同士でじゃれあって、その後眠ります。
その繰り返しで過ごすのが、健康で正常な仔犬です。
つまり、1日に少なくとも6回はお母さんのミルクを飲んでいるんです。

それが、ペットショップで販売されている子の場合は、一人ぼっちで人目にさらされて、目が覚めてお腹ペコペコでも、ミルクを飲むことはできません。
また、一緒にじゃれあう兄弟もいません。
しかも、食べれるのは1日に2〜3回だけです。
落ち着いて眠ることも出来ずに、ひもじい想いと、寂しい気持ち、悲しい気持ちでいるだけです。
お客さんが見ているときに飛びつくように寄っていくのは嬉しいというよりも、助けを求めているんです。

そんな仔犬を迎えた時は、最低でも1週間はいつも一緒にいられるようにしてください。
忙しいから無理という人もいると思いますが、幼い仔犬を迎えるということは、そういうことなんです。
そして、その頃のお母さん・兄弟の代わりに一緒に遊んで、また、静かに眠らせてあげてください。

もうひとつ、その頃の人や犬との関わりは、その子の一生に大きな影響があります。
「ワクチンが済むまでは外に連れて行ってはいけない」という意見も間違っていないですが、それ以上に色々な経験をさせてあげることがとても大切なことです。
また、無理のないように、嫌なイメージが残らないように、1日中連れ歩くのではなく、本来の仔犬の生活パターンを考えながら、一緒に過ごしてください。




                                              店長  

Posted by HAC和歌山 at 13:52Comments(4)ペット業界